院長挨拶

院長挨拶

 10月1日、齋藤基前院長の後任として新院長に就任しました。御挨拶が遅くなりましたが、改めましてどうかよろしくお願いいたします。

 私は、1981年 鳥取大学医学部卒業と同時に鳥取生協病院に入職して以来、医師人生の大部分は竹内元院長の指導を受けつつ外科を専攻してきました。のみならず、「求められる時に求められる事をする」を信条に、大森生協診療所、鹿野温泉病院の業務にも携わってきました。わかさ生協診療所では所長の任に就き、最近ではすえひろ生協診療所所長も経験しております。一時期の外部研修を除いては、当医療生協の診療に専ら携わって35年目の医師であります。地域の組合員や患者の皆さん、先輩医師をはじめ他職種の皆さん方に育てられ、医療生協の発展とともに歩んできたと思っています。鳥取医療生協創立65年であれば、その半分近くの歴史を共に歩んで来たことに、ひとしおの感慨を覚えるとともに。気の引き締まる思いです。  

 2008年、鳥取生協病院は、急性期医療・リハビリテーション・緩和医療の3つの柱を基本構想として、現在地に移転リニューアルしました。現在もこの3点は変わっていませんが、この間の医療政策の変更(診療報酬改定等)と外的環境の変化により、急性期医療を以前の様に継続していく事が難しい時代になりました。そのような中でも、緩和医療病床は15床から20床へ増床し、リハビリテーション病棟は1から2へ、さらに今年4月からは地域包括ケア病棟を1つ作り、病棟転換を行いました。急性期機能も保持しつつも、より地域へ近い病院のポジションを目指すこととして進めておりますのが、現在の鳥取生協病院です。

 これからの私たちは、関連のすえひろ生協診療所(在宅専門)ともしっかり連携し、病気を治し支え、生活をも支える病院を目指します。自己完結の小さな枠を打破し、適切に他病院、医院、また介護・福祉施設との連携をできるだけ face to face の深い関係性で進めることにより、地域完結的医療・介護・福祉に貢献する病院として役割を果たします。今後のさらなる外的環境の変化(地域医療構想;病院機能分担の政策進行と、県立中央病院、赤十字病院のリニューアル、そして介護・福祉施設のニーズの変化)を考慮し、当院の東部地域における立ち位置をさらに磨き上げ、一定の役割を果たしていきます。  

 このように、より地域に開かれた医療機関をめざしていく鳥取生協病院ですが、「無差別・平等の医療」「共同の営み」の基本理念はいささかもも変わりません。常に弱き人々に寄り添う優しい病院であり、生活を支える病院として、さらにはWHOの提言する疾病予防だけでなく健康増進(ヘルスプロモーション)を進める病院として、今後も発展していきたいと思っています。そのためにも、主体的力量(職員の生活を守り、やりがいを持って患者さんと寄り添える労働環境を維持出来るマンパワー)の強化は欠かせない課題です。

 いっそうの自己変革とパワーアップに努力すると共に、地域の皆様、医療機関、介護・福祉施設の方々との切れ目のない連携に努めて参ります。
 どうかよろしくお願いします。

minagi2院長 皆木 真一